◀◀ The Taste Markets 03

プロジェクト名

「錦・どう!?」 錦・白

〜中国山地の奥、山口、島根、広島の県境が入り組むあたりに、「錦」という地があります。 意外に近いのですが、思いのほか足のとどかないこの地には、遠くへ行かなくても味わ える日本の原風景:里山の魅力がいっぱい詰まっています。そんな里山を知ってもらう ためのプロジェクトです。〜

商品

1.日本酒

メーカー

錦の会

デザイナー

クワダヤスヒサ

所属:Yasuhisa kuwada design ofc.(代表)
FB:www.facebook.com/kuwada.yasuhisa?fref=ts
お問い合わせ:090-9504-0064

商品ギャラリー

商品紹介

錦といえば、まず挙げられるのが、水の魅力。
下流は、観光名所で名高い「錦帯橋」のかかる錦川。この上流からさらに支 流に遡ったあたりがこのエリア。澄んだ水と初夏の新緑の瑞々しさは、最後の 清流と呼ばれる四万十に引けを取りません。「清流」で、引けを取らないとい えば「鮎」。毎年、高知で行われ、全国50河川からエントリーがあるという 「清流めぐり利き鮎会」という大会で、二度、日本一に輝いています。直近で は、2012年のこと。まだおととしのこと(ちなみに、昨年は、四万十川水 系の北川川です)ですね!!
水、鮎・・・とくれば、瑞々しさにかかる魅力がいっぱい。清流、上流、山 あいとくれば、ウリは自然と産物でしょう!?そりゃぁ、わさび、山菜、夜陰 のホタルに、畔のヘビ(苦笑)、追われるカエルに、おたまじゃくしと、普段 の生活では味わうことのない自然の息吹を身近に感じられるのが魅力。しか し、その魅力は、大自然のワンダーランドのそれではなく、人の営みが自然と 溶け合って形づくられてきたもの。
そこには、自然の中で育まれてきた人の技もまた魅力。「食」に「文化」に、 ネタがある。その代表格が酒。山口の地酒というと、超絶有名な銘柄がありま すが、他にもあるんです。創業は江戸の中期。中国山地の深山に 250 年に及ぶ 老舗が醸す逸品が。昔は、水に、米に、麹に、杜氏。素材はみんな地元でまか なわれ、地元の魅力に華を添えてきた酒。現在は、田んぼの担い手がなくなり、 休耕田が増え、一時は、酒米をつくる田んぼは絶えていた。
地元のコメで酒造りをやりたい酒蔵と、田んぼの担い手不足が不安な地域。そ んな折に、この地に迷い込んだワカモノ・バカモノが、「それなら、やってみ るか!!」と無謀にも、未経験で酒米づくりに取り組んだ。苦労知らずの若者 達が、よそから通って、上手くいくはずもない、続くはずもないコメづくり。 ずいぶん、失敗はしたけれど、なんとか酒になって、いま、ここにある。
よそ者のバカ者のわか者が、とにかくがむしゃらに踏ん張った姿を、蔵が、 地域が支えてくれた結晶が、このお酒です。だから、白帯と名付けてみました。 錦という里山の町の魅力を、このお酒をひとつのリード商材として、ほかの地 元ネタとともに、錦の外へ発信していきたい。そんなとっかかりのプロジェク トです。

開発ストーリー

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